性交の低年齢化が関係する|早期治療が非常に大切|自律神経失調症になったと思ったとき

早期治療が非常に大切|自律神経失調症になったと思ったとき

ドクター

性交の低年齢化が関係する

女医

高校3年生で45%

現在55歳や60歳以上の人では、結婚するまでは性交渉を行わないことがあたり前だったでしょう。しかし現在は、高校3年生の約45%がセックスの経験があるという、調査結果もあります。婦人科医の間では、このような性交渉の低年齢化や、セックスがファッション化して不特定多数の人と性交渉を持つことに、大きな危惧を感じています。子宮頸がんは、セックスによってヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することによって起ります。20歳から30歳代の結婚や出産の時期に一番多いがんが、子宮頸がんです。セックスをするな、と教育するだけでは今の時代は通用しないでしょう。コンドームをつけることや、ほんのひと時の快楽が子宮を失うことになる可能性もあることをしっかりと高校生に教育していかないと、性教育とは言えないでしょう。そして、男性にも性教育が必要です。

子宮を失わないために

子宮が他の臓器と違う所は、生命臓器ではなくけれど生殖臓器だという点です。子宮がなくても命に別状はありません。悪い言い方をすれば子宮は赤ちゃんを包み込む小袋で、無くても命に別状はありません。しかし、子宮がないと赤ちゃんは育ちません。子宮頸がんで子宮を失わないためには、子宮頸がん検診を受けることです。子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんなので、検診では綿棒などで直接こすって細胞を採取することができて、発見しやすいがんの1つです。がんの胎児のような、異形成という段階の細胞を見つけることも可能です。早期に発見すれば、根治も可能で子宮も残すことができます。20歳以上の女性は2年に1回の子宮頸がん検診を受けることが勧められていますが、日本の受診率は約2割です。アメリカでは約8割の受診率なのに、検診を受ける人と受けない人が逆の状況となっています。毎年、約2500人の女性が子宮頸がんで命を落としています。検診の受診率が増えて、性教育が内容のあるものとなって、セックスの低年齢化や不特定多数化に歯止めがかかり、喫煙率が低下すれば、子宮頸がんに罹る人も少なくなるでしょう。